今までは、貿易の現場である通関の世界は「男社会」でした。
また、通関士の資格試験を受ける人も、通関業や貿易業に携わっているプロがほとんどだったのです。

しかしながら、最近では特に貿易関連の仕事をしていたわけではない素人の人も通関士という仕事に魅力を感じて受験するようになってきたのです。それに伴い、女性の受験者、女性の通関士も増加してきました。今では、通関士試験の受験者はほぼ半々くらいの割合になっています。

「女性ならでは」の感性を発揮できる


通関士の適性がある人とは…
・ 貿易に関する法律や輸出入品に関する興味や深い知識がある人。
・ 国際情勢に興味があり、常にアンテナを張り巡らせている人。
・ 細かい事務作業をていねいにこなすことができる人。
・ コミュニケーション能力がある人。
などなので、「女性ならでは」の能力を発揮することができるのです。

例えば、インボイスとパッキングリストの内容に間違いがないかを照らし合わせる細かい作業は、基本的に女性に向いています。
また、税関職員やお客さまとのコミュニケーションも、女性のほうが細かい気配りが効くので、いろいろなことがスムーズに運ぶことが多いのです。

女性が働きやすいサポートも


輸出入申告の24時間化により通関士の残業が増えるので、女性の場合は結婚すると仕事がしづらいのでは…と懸念されていましたが、それに対する取り組みも現在行われています。

通関業界が「全国女性通関会議」を行ったり、企業でも産休や育休などの制度を設けたりなど、女性がより活躍しやすいような方向になっています。

通関業務を依頼する企業側からの「女性のほうが細やかな対応をしてくれる」「仕事がていねいでスムーズ」など、評判も高いようです。

女性通関士へのニーズの高まりにあわせて、女性が働きやすい環境整備がより進んでいくことが期待できるため女性通関士の活躍の場はますます広がりを見せることでしょう。

ときどき、税関検査の立ち合いでこん包をほどいたり、検査を終わった貨物を運んだりなど税関職員のサポートをする仕事もあるために体力は必要なので、フットワークには自身がある人のほうが向いているでしょう。

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